日常感想文 -読書/お金/経済等-

本や経済ニュース、株等について感じたことを書きます。

浪江町に行ってきました。

 先週休日を利用して電車で浪江町に行ってきた。

 仙台から常磐線に乗り、途中原ノ町駅で乗り継ぎをし、2時間弱で浪江駅に着いた。浪江-富岡間が断線してしまった時刻表を横目に駅の外に出る。そのまま町役場のほうに歩いていくと思いがけず、賑やかな音が聞こえる。何かと思い町役場まで向かうと、「まるしぇの日&北海道・東北YOSAKOI」というイベントがやっているようで、近隣の大学生やコスプレ集団がよさこいを踊っている。変な言い方になるが、なんだが想像していた浪江と違って思いがけず楽しい気分になった。地元の人がまだ住民はまだ600人程度と言っていたが、なんだがみな楽しそうで活気を感じた。

 しかしながら、町役場から少し離れるとやはりそこには厳しい光景があった。解体予定となっている家屋や雑草が伸びっぱなしで遊具が見えなくなっている幼稚園。購入したガイガーカウンターの数値も場所によっては毎時1マイクロシーベルトを記録した。

 一通り町を歩き、駅前のカフェに入ると、メニューに食べたかった"浪江焼きそば"があり、注文。極太麺の焼きそばという感じで美味しかった。

 帰りの電車で浪江町について考えた。明るい面もあれば暗い面もあったと思う。今回訪れた浪江町はイベント開催中であったため、もしかするといつもと異なる姿であったのかもしれないが、町の人々には笑顔があり、明るさがあり"復興"を感じさせるものであった。一方で、現在は町民が600人しかいないという現実があり、いまだ解体予定の家屋が多く残されていることを考えると、町がかつての姿を取り戻す日は遠いと言わざるをえないと感じた。

 実際に浪江で、暮らし生活営むわけではない私にはこれ以上何かを語ることは難しいが、せめてまた浪江を訪れようと思う。